2015年2月15日日曜日

巨大な壁が(放浪記その10)

また会ってくれるというだけで嬉しくなりバックパッカーに戻るとみんなが出迎えてくれた。

結果を聞きたくて聞きたくて震えていたのだろう。なんて答えればいいか迷ったがありのまま全部話した。20年前なのでアナ雪のアの字もない。

「えー、彼氏いる??は??」「なんでデートきたんだ?」「車トーイングされた?」「大乱闘?」「けんちゃんお祓いいったほうがええんちゃうか(笑)」

と、えー、わー、あちゃー、と絵に書いたようなリアクションに僕の心は少しだけ癒された。一人じゃないってこんなにも暖かいと思った。あったかいんだからあ♪がDL1位をとるなんて夢にも想像もできない昔に、本気であったかいんだからあ♪と思ったのであります。

ただ、また会いたいと伝えるとみんなは真剣な顔になった。今思うと凄くよく分かるのだが大人の忠告をしようか敢えてこのまま走らせるかを一瞬悩んだと思う、そんな優しさを分かるまでまだあと10年はかかりますさーせん。

「うん、ただ、大事なのはケンチャンの気持ちやケンチャンは好きなんやろ?」

「はい」

「それやったらとことこん行ったらええ」

かっけえwww なんか格好いいお兄さん達に囲まれてる感じがたまらなく良かったしツキはないが人には恵まれた環境だったなと思うのであります。僕も今そんな後輩を持ったら同じような事を言うと思う。

またデートをした今回はもう一人の韓国人の友達もきて3人でカラオケに行きました。ビビったのはみんな日本の曲を普通に歌えるということ、なんで?と聞くとお兄さんがJpopが好きで海賊版をやたら持っていたらしくそれを聞いていたのだという。この後なん十年もしたらKpopが日本に殴り込みにくることなど誰も知らないのであります。

米米倶楽部をリクエストされたので300%で「君がいるだけで」をかましてやったwww 彼女は「take my bless away 」を歌っていてしかも上手かった。

韓国人の友達と彼女はとても仲良しでお互いをシスター(ハングルで)呼びあう。

次の日仕事に行くとなんか様子がおかしいのであります。いつもより明らかにお客さまが多いではありませんか!
カッパロールマダムはいつも通りカッパ巻きでライスを食べているのですが、そのマダムを隠すように韓国人ギャルが10人ぐらい一定の距離を保ってこちらを見てるではありませんか!

はじめはメニューを迷っているのかと思いましたが、やたらと目が合うぞ?おかしいなあ、むむ、もしや俺を見に来ているのか?ノーーーーマンマミーヤ

あの子か友達が学校で喋ったのだ。ぎゃあああ、これは公開処刑ですぞ!完全にアカンやつでありまする。案の定ニヤニヤしながらのヒソヒソ攻撃で私の精神はズタボロにされるのであります。

俺がいったい何をした?www そうとうなカルマというかなんというか前世で何をしたんだと本気で調べたくなる思いで、はやく散ってくれと願うのであります。

その事で彼女を責めたりはしなかった、別に実害はなかったし公開処刑なんて大したことではなかった。橋のしたで寝ることやカッパ巻きでライスを食べるよりwww

彼女とは毎日電話するようになった。家に電話していた。だいたい彼女がでてくれるから良かったが、ある日彼女のお婆ちゃんが電話に出た、僕は彼女を出して欲しいと頼むとお婆ちゃんは

「あなた日本人?」と聞いてきた。素直にはいと答えると怒鳴り声で「2度電話してこないで私の孫にも近づかないで!」と言われガチャンと切られたのだ。

ビビった、韓国人の男友達から聞いていたからウスウス感じてはいたが、リアルに食らうとこたえた。なんか自分ではどうしようもない巨大な壁が目の前に表れてこれ以上進ませないという強い意思を感じたのだ。

ただ彼女の心はかなり引き付けたつもりだったが、家族にそうとう言われたのだろうこれ以上デートしたり電話したりはダメだと言われた。完全に失恋してしまった。彼女の本当の気持ちを知りたかったが彼女はこれが本当の気持ちだと言いはった。直感で違うのはわかったが、ただ余計に悲しかった。

コーヒーメーカーが割れたときの悪い予感は嫌な的中をしてしまい。僕はアルバイトを変える決断をする、たまたま友達がオランダに旅行にいくからケンチャン俺のバイト引き継いでよと言ってきた。即答した。続く

歴史の問題は触れないこととする。ただ本当の気持ちだけ欲しかった、しばらく一緒に行動すればそれが本心かそうでないかぐらい、果てしない馬鹿な俺でもわかるのだ。僕は凄く好きだったし彼女も好いてくれていたと思う。ただ思いはそこまでだったのは事実でそれ以上でもそれ以下でもないのだ。残念だけどいい思い出だった、手を一回繋いだだけでキスもしてない相手だった。逆にキス写真を見せられるという苦行までおまけについたが良かったです。ありがとうねエナちゃん

最悪のパンチdeデート(放浪記その9)

助手席に乗った僕はシートベルトを締めて車は走り出す。彼女はいつの間にか眼鏡をかけていた。やべえ眼鏡とかのオプションもあるんだと思い、ニヤニヤするのを必死にこらえた。

思えば僕はこっちに来てから助手席に乗りまくりだった(笑)ヒッチハイクは危険だからあんますすめないけどリスクの分リターンもデカイ、いやかなりデカイ。なんせ車の中は部屋だからね、かなりの密室空間。話さざるをえない訳ですよ。

彼女は一つ歳上だったが、車を運転している姿は眼鏡の効果もあってかお姉さん的な雰囲気を醸し出していた。

僕はそれを頭を動かさずに前を見ながら横目で確認している、左ハンドルなので左半身の神経が大変なことになっているのだ。サトウのごはんなら炊き上がりそうなパワーは出てたと思われる。

彼女は意地悪に話しかけてきた。

「Well  ....Why me」

いきなりのインコース高めの豪速球が僕の頬をカスッてあやうく流血するぐらいビビったが、反射的にムカっとしてこちらもドストレートに答えてやった。
アナタノゼンブがいい、顔も態度も仕事ぶりもゼンブ。と言うと、しばらく間があいて彼女は笑いだした。

けど明らかに喜んでいたのは左半身が知っている。僕も嬉かったし照れかくしで笑った。

車はやがてダウンタウンの目当てのお店についた。バンクーバーにはカラオケができるお店があり、バーみたいなスペースでカラオケがコーナーにある。他の客がいるなかで歌うことになるのだが、まあ、日本のスナック女性がないバージョンですな。

テーブルに座ると店員が車できたかを確認しにきた。無断駐車する車もあるから客の車とわけておかないといけない。

いろいろ話しをしてなんか楽しくなってきたとこで調子に乗った僕が前の彼氏はどんな人?と質問するとさっきまで笑顔だった彼女は急に暗い顔になり、なんか悪いことを聞いてしまったと思った僕は言いたくなければしなくて、いいよと言うと彼女は「聞きたい?」と言ってきた。

僕が頷くと彼女はこう言ってきた。

「実は私、今彼氏がいるの」

僕は意味がわからなくなり、聞き直した。明らかに俺じゃない誰かがいるみたいだ!なんなんだこれは(笑)

とっさにそんなの嘘だと言うと彼女は写真を出してきた、しかもその彼氏とキスをしてる写真だwww www www www

俺がいったい何をしたらこんな仕打ちをうけなきゃならなくなるんだと思った。多分前世でよっぽど酷い男だったんではないか?今世でもまともではないが異性に対してはまだマシなほうだと思っている。

側頭部を鈍器のようなもので殴られたような僕だったが、反射的に「じゃあ、どうしてデートOKしてくれたの?」と聞くと

「なんかあなたいいなって思ったから」と完全なデッドボールを投げてきた(笑)

そんなんいわれたらあきませんやん。

完全にもてあそばれているのを確認しつつ遊ばれても嬉しいみたいな気持ちになり、地方から東京に出てきてキャバクラで働いた金を全部ホストにぶっこむ女の子の気持ちはこういうことかと思ったりもした。

時間も時間になり帰ることに精算をし帰ろうとすると、まさかのまさか。前回のコーヒーメーカーが割れた「なんか嫌だなあ」が再び表れた。

車がないのである!!!何回探しても止めた場所にない。僕と彼女は怒りながら店の中に戻り店員を問い詰めようとすると、なんと他のお客さんアメリカ人の若者7人組の車もないということで客対店員の口論になった。

僕は彼女に車はもうトーイングされちゃったけど僕がお金だすから揉め事からは手を引こうと伝えると、真剣な顔で「そういう問題じゃないわ、お店にフォルトがあるの私達は何も悪くないの!」と僕の制止をふりきり再び店員に詰めよった瞬間

アメリカ人の一人が「ファック!」と言ったの合図に一気に殴り合いの大乱闘、アメリカ人若者7人対中国人店員3人のバトルロワイヤルがはじまってしまった。僕は彼女の手を握り彼女を連れて一気に外に逃げた。

あまりの衝撃的な出来事に二人は何故だか笑い出した。なんでこうなるんだろう、俺がツイてなさすぎるからごめんねというと、それは違うは悪いのは店員と当たり前の否定をしてくれた。

しばらくすると警察がきて自体は収拾したが、車は結局トーイングされていてトーイングカンパニーまで歩いてとりにいった。僕は彼女と一緒にいる時間が長くなったのが嬉しくてたまらなかったからなんだか早くついてしまった感じがした。

最後別れ際、また会いたいと伝えると彼女は笑顔でもちろん、でも今度は別のところに行こうと答えて笑い、僕も笑った。

いろんな訳のわからない境遇に見舞われた初デートは無事ではないがなんとか怪我がなく終わったが僕の心は1度ズタズタにされてから再び修復されるというヤクザの手口とまったく同じパターンでさらにその心は彼女に持っていかれたのであります。荷物も盗まれ心も盗まれるのだ。どんだけやねん(笑)続く


んーん。振り返るとやっぱりダメダメなパターンてのはわかるのですが恋は盲目若さもあいまって馬鹿さ全開ですな、けどタイムスリップしてもこの子は辞めとけなんて言わないと思う。思いっきり向かっていったから得るものがあったわけで、逃げたらなにも得ないでしょ。結果はいい結果だけとは限らない悪い結果も同じ結果なんだよね。結果をえたらそれは財産だと思ってる。だから僕はいつも振られて落ち込んでる人には「良かったじゃないか、世の中振られもしない人ばっかりなんだから」と言うのだ。ビビったら負け、僕みたいにビビらなすぎもまた困るけど(笑)

フィクションとかノンフィクション

この前本屋にいったとき百田氏の「殉愛」とマララさんの本が別の棚に置かれていた。

よく売れるのだろう。どちらも読んでいないが、ふと考える。

マララさんはノーベル平和賞を授賞した方でこのスピーチは強烈

http://youtu.be/1QdQaF5cuY0

それで、百田氏はなんか訴訟問題に発展してるらしいきっかけになった本という情報だけやたら入ってくる。

この本2つを並べる本屋も本屋でなんだろういやらしい(笑)

マララさんはまるでフィクションのようなノンフィクションの人。

殉愛はイメージだけで言えばノンフィクションのようなフィクションではないかと感じてしまった。

結局どちらもノンフィクションなんだろうが。

それからフィクションとノンフィクションを考えてみる。このわけかたってなんだか弱くなっているような気がするのでありまする。

SNS やyou tube やニコナマやツイキャスとか言った強烈なリアルが当たり前の世の中で、いわいるフィクションと呼ばれるものにリアリティーを追究しようとする方向性はもう終わりかなと思う。

ありそうもないことをありそうに書くのが小説とかの基本的作法みたいなのをどっかで読んだが、もう逆に笑われる原因になってしまうかもしれないと思うのだ。

ドラマもそう。ありえない話しをありえないまま進めるドラマがウケてるでしょ、ちょっと前なら「あまちゃん」「はんざわなおき」とかドラマのリアリティーへの方向性は今つらいんじゃないかな。馬鹿にされてもネタになってくれればいいって割り切るか、もしくはフィクションのフィクションらしさを貫くかの方が楽だと思うけどな。

後は事実をフィクションのように表現するか。

その点アニメーションは最高に楽だよね、はじめから嘘ですって額縁がしっかりあってはなからフィクションを無意識に理解出来る。しかし、ちゃんと感情移入出来るのは主人公はいたって秩序を守った行動をとるからだ。ハチャメチャなキャラクターも秩序の上に成り立つものとする。

となるとどちらがフィクションでどちらがノンフィクションなんてわからなくなってしまうのであります。

フィクションは嘘なんて簡単に片付ければそれまでだが、フィクションは作っている人が過去にいたか今もいるわけで現実の生身の人間が考えた表現だとするとリアルが生んだ表現ということになるし、逆にノンフィクションは事実を元にしているとは言え作者は多少盛るわけだ、伝えたいことがブレないように。
どうしても言葉には嘘が含まれてしまう特性上仕方がない。

考えれば考えるほどこのワケカタはわからなくなるのであります。

ただ「殉愛」は読んでないけど逃げ道にフィクションということにしとけば良かったんじゃね?なんて思うのであります。そういや弟もそんなこと言ってたな。

何故かこうなる(放浪気その8)

初回から引っ越しまではアメブロだお

http://s.ameblo.jp/wataken222

ナプキンに書いたラブレターは恥ずかしいのなんのって思うけど、でもそんなのなんだか関係なくなっちゃう心理状態でもあった。その子を好きで好きでと言うよりそこに至るまでの自分の状況があまりに酷く、これ以上ないぐらいのイベントに巻き込まれた感じがあったから。

まあ、自分が悪いんだけどな(笑)

とにかく書いてしまったもんはシャーナイのだ。彼女は基本キャッシャー(レジ)しかしないので必ずあけるレジのしたの引き出しにしのばせた。文の最後に電話番号を書いてね。

もちろんその当時もモバイルはあったけどこの前までホームレスの俺らに持てるわけがないのでバックパッカーの電話番号を書いておいた。

なんか不思議とラブレターに書いただけで気持ちが楽になった。ボールを投げたあとは向こうの仕事なので結果はどっちに転んでもいいやみたいなノリになる。

投げられたほうはたまったもんじゃないが、そこまでの配慮ができるようになるまで後10年はかかる、まだ18だからね。昨日チンゲはえたような年齢だ、仕方がないのだ。

バックパッカーに戻って憩いの部屋でいつものメンバーでわいわいガヤガヤしていた。ラブレターの話しはネタになると思いみんなに話したらみんな入れ食いで食いついて離れなかった(笑)上顎に釣り針がガッツリ食い込んだ様子だ。

みんな「えーマジでえ!でどうなったの?」

昨日チンゲはえた少年「いや今さっき書いて置いてきただけなので、どうなるかはわかりません。多分ダメでしょ」

みんな「そんなのまだわかんないよお!」

バックパッカーの店員「ケーン、お前に電話きてるぞお!」

みんな「うおおお!来たじゃん電話!やったじゃん」

僕「いやまだ誰からかわかんないでしょ(笑)」

といって電話をとりにいった。入れ食いのみんなも後をつけてくる(笑)どんだけ聞きたいねん。

僕「Hello this is  ken」

あの子「Whatta hell is that!!」「何なのあれはいったい?」みたいな意味

僕「いや書いたまま、そのまま僕の気持ちなんだけど」

みんな→近づきすぎ、すぐ背中に5人ぐらいぴったりwww

あの子「わかったわ、OK」

僕「え?なんて?何がOK?」

あの子「だからデートいいわよ」

僕「えーーまじでーーーわかった明日はシフト一緒だからその時話そうバイ」

みんな「うえーーーーいやったじゃん!!!!今日は宴会だな宴会、よし向かいのパブいこいこ」

と何故かOKしてくれた。その日の宴会はまたベロンベロンななるまで飲んだ記憶がある。

荷物を盗まれた時もデートをOKしてくれた時も何故だかわからないまま事はどんどん進んでいったのであります。日本にいた学生時代でもまともに女性と付き合ったこともないし、何から何までわからない少年はただただ嬉しくはしゃいでいたのでありますが。

次の日、恥ずかしさがMAXまできて休もうかと思うぐらいになってドキドキが止まらなくなっていた。いつもより1.5割り増しのしかめっ面でギバちゃんの眉間をつくりつつお店に入った。

あの子はいつもより笑顔で、なんかいつもより1.5割り増しの可愛さだ。ぎこちない挨拶をして仕事が暇な時にデートをどこに行くか話していた。彼女はレジの仕事以外に雑用とかコーヒーをつくる仕事もある。コーヒーメーカーをセットしようとするとカチっと音がしてパリンと割れてしまった、大丈夫かと言って片付けを手伝った。幸いケガはないが、なんだか僕は底無しの不安にかられたのをはっきりと覚えている。

まるでこの二人の接近を誰かが拒んでいるようなそんな薄気味悪さをその時の僕は直感で感じていた。気のせいであって欲しいと心から願って仕事をする。

結局デートはダウンタウンのカラオケができるBARに行くことになった。彼女は金持ちの娘で車を持っていた(笑)なんやねんこの違い(笑)かなりカッコは悪かったが彼女の車の助手席にのりダウンタウンに向かうのでありました。

続く。

今回のまとめはまとめようがないのだが、コーヒーメーカーが割れた時に感じた悪い予感みたいなのは皆さんにもあるのではないか? 第6感とでもいうか、稲川淳二の「なんかやだなあ、なんかやだなあ」の部分www 人間本来の防衛本能のような感覚ってのあると思うんですよね、薄めたらこの人合わないなとかもそうだと思うんす。勿論気のせいってことも沢山ありますが割りとそうゆうのだけ当たっちゃうんだなあコレガ。不思議です。逆にいいイメージや強い意識強い願望なんかも現実化するのでこれでチャラってことなんでしょうか(笑)
できればいいイメージは持っていたいですね。ダメもとなんだから上手くいったらラッキーでしょ、んじゃ。