2015年2月15日日曜日

最悪のパンチdeデート(放浪記その9)

助手席に乗った僕はシートベルトを締めて車は走り出す。彼女はいつの間にか眼鏡をかけていた。やべえ眼鏡とかのオプションもあるんだと思い、ニヤニヤするのを必死にこらえた。

思えば僕はこっちに来てから助手席に乗りまくりだった(笑)ヒッチハイクは危険だからあんますすめないけどリスクの分リターンもデカイ、いやかなりデカイ。なんせ車の中は部屋だからね、かなりの密室空間。話さざるをえない訳ですよ。

彼女は一つ歳上だったが、車を運転している姿は眼鏡の効果もあってかお姉さん的な雰囲気を醸し出していた。

僕はそれを頭を動かさずに前を見ながら横目で確認している、左ハンドルなので左半身の神経が大変なことになっているのだ。サトウのごはんなら炊き上がりそうなパワーは出てたと思われる。

彼女は意地悪に話しかけてきた。

「Well  ....Why me」

いきなりのインコース高めの豪速球が僕の頬をカスッてあやうく流血するぐらいビビったが、反射的にムカっとしてこちらもドストレートに答えてやった。
アナタノゼンブがいい、顔も態度も仕事ぶりもゼンブ。と言うと、しばらく間があいて彼女は笑いだした。

けど明らかに喜んでいたのは左半身が知っている。僕も嬉かったし照れかくしで笑った。

車はやがてダウンタウンの目当てのお店についた。バンクーバーにはカラオケができるお店があり、バーみたいなスペースでカラオケがコーナーにある。他の客がいるなかで歌うことになるのだが、まあ、日本のスナック女性がないバージョンですな。

テーブルに座ると店員が車できたかを確認しにきた。無断駐車する車もあるから客の車とわけておかないといけない。

いろいろ話しをしてなんか楽しくなってきたとこで調子に乗った僕が前の彼氏はどんな人?と質問するとさっきまで笑顔だった彼女は急に暗い顔になり、なんか悪いことを聞いてしまったと思った僕は言いたくなければしなくて、いいよと言うと彼女は「聞きたい?」と言ってきた。

僕が頷くと彼女はこう言ってきた。

「実は私、今彼氏がいるの」

僕は意味がわからなくなり、聞き直した。明らかに俺じゃない誰かがいるみたいだ!なんなんだこれは(笑)

とっさにそんなの嘘だと言うと彼女は写真を出してきた、しかもその彼氏とキスをしてる写真だwww www www www

俺がいったい何をしたらこんな仕打ちをうけなきゃならなくなるんだと思った。多分前世でよっぽど酷い男だったんではないか?今世でもまともではないが異性に対してはまだマシなほうだと思っている。

側頭部を鈍器のようなもので殴られたような僕だったが、反射的に「じゃあ、どうしてデートOKしてくれたの?」と聞くと

「なんかあなたいいなって思ったから」と完全なデッドボールを投げてきた(笑)

そんなんいわれたらあきませんやん。

完全にもてあそばれているのを確認しつつ遊ばれても嬉しいみたいな気持ちになり、地方から東京に出てきてキャバクラで働いた金を全部ホストにぶっこむ女の子の気持ちはこういうことかと思ったりもした。

時間も時間になり帰ることに精算をし帰ろうとすると、まさかのまさか。前回のコーヒーメーカーが割れた「なんか嫌だなあ」が再び表れた。

車がないのである!!!何回探しても止めた場所にない。僕と彼女は怒りながら店の中に戻り店員を問い詰めようとすると、なんと他のお客さんアメリカ人の若者7人組の車もないということで客対店員の口論になった。

僕は彼女に車はもうトーイングされちゃったけど僕がお金だすから揉め事からは手を引こうと伝えると、真剣な顔で「そういう問題じゃないわ、お店にフォルトがあるの私達は何も悪くないの!」と僕の制止をふりきり再び店員に詰めよった瞬間

アメリカ人の一人が「ファック!」と言ったの合図に一気に殴り合いの大乱闘、アメリカ人若者7人対中国人店員3人のバトルロワイヤルがはじまってしまった。僕は彼女の手を握り彼女を連れて一気に外に逃げた。

あまりの衝撃的な出来事に二人は何故だか笑い出した。なんでこうなるんだろう、俺がツイてなさすぎるからごめんねというと、それは違うは悪いのは店員と当たり前の否定をしてくれた。

しばらくすると警察がきて自体は収拾したが、車は結局トーイングされていてトーイングカンパニーまで歩いてとりにいった。僕は彼女と一緒にいる時間が長くなったのが嬉しくてたまらなかったからなんだか早くついてしまった感じがした。

最後別れ際、また会いたいと伝えると彼女は笑顔でもちろん、でも今度は別のところに行こうと答えて笑い、僕も笑った。

いろんな訳のわからない境遇に見舞われた初デートは無事ではないがなんとか怪我がなく終わったが僕の心は1度ズタズタにされてから再び修復されるというヤクザの手口とまったく同じパターンでさらにその心は彼女に持っていかれたのであります。荷物も盗まれ心も盗まれるのだ。どんだけやねん(笑)続く


んーん。振り返るとやっぱりダメダメなパターンてのはわかるのですが恋は盲目若さもあいまって馬鹿さ全開ですな、けどタイムスリップしてもこの子は辞めとけなんて言わないと思う。思いっきり向かっていったから得るものがあったわけで、逃げたらなにも得ないでしょ。結果はいい結果だけとは限らない悪い結果も同じ結果なんだよね。結果をえたらそれは財産だと思ってる。だから僕はいつも振られて落ち込んでる人には「良かったじゃないか、世の中振られもしない人ばっかりなんだから」と言うのだ。ビビったら負け、僕みたいにビビらなすぎもまた困るけど(笑)

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