いまさら甲殻機動隊のアニメをyou tube で見てしまった。
面白すぎてハナジがでたが、岡田トシオ氏によればアニメや映画はダメだそうだ。原作を読まなければならないらしい。
何故か岡田氏はしきりにアニメ、映画は原作の甲殻と比べたら糞だということを永遠と語っているのだ。
岡田氏ファンでもないしどちらかと言えばキモイと思っているのだが、頭がいいか悪いかで問われれば間違いなく頭はいいので、その語りを少し、これまたyou tube で見てしまった。
見てしまったと書いたのは本当に意図するところがなかったからだ。
偶然である。
ほむほむこれだけの天才が面白いと断言するのだから面白いのだろうと思い秒殺で検索。
You tube に26本の動画がヒットし2日で全てみた。
久しぶりに泣いたねwww
岡田氏の言っていたとおり水戸黄門バリの勧善懲悪なんだが、そのディテールの多さと、近未来にありえそうなリアルな設定と、最終的に「人とは何か?」という哲学的問いに対して真正面からぶつかる傑作である。
ビビッた。完全に舐めてたのでビビりすぎて泣いたね。
しかも岡田氏が言う原作ではなく、岡田氏が糞だと言うアニメで泣いたので、原作を読んだら、、、失禁していたかもしれない。ある意味良かった。
2030年が舞台になっているが、かなりいい線でAI(人工知能)なんかは近づいているのだ現実社会でも。
物語は2030年、テクノロジーの発達でAIは当たり前、アンドロイドも当たり前、体の擬体化(サイボーグ)も当たり前、電脳化当たり前の世界で誰もがインターネットに繋がれる社会で、公安9課が特殊な任務を遂行する勧善懲悪ものだ。
この擬体化は実はアメリカでかなり進んでいるのを何年か前のワールドビジネスサテライトでみた。
全身麻痺の患者にロボットアームを操作させるという試みで、試験的に被験者を募集し、応募してきた人に試していた。どうやるかって?聞いてびっくり見てびっくりだ。手術で頭蓋骨を切開→腕を動かす指令をだす脳細胞の部位に発信器を埋め込み→そこから発信される電気信号をロボットアームが瞬時に解析→患者の指事どおりにロボットアームが動くという仕組み。
これでなんと何十年も全身麻痺の患者が自分でケーキを食べていたのだ。初めての挑戦でやっとの思いでケーキを食べた時、患者は涙していた。
「私、ひとりでケーキを食べれたわ!」と
彼女はそのロボットアームに名前までつけて可愛がっていた。
僕は甲殻機動隊を見たときすぐにこのニュースを思い出したのだ。
SF漫画とは言えあなどれない、なんせ原作は1980年代に書かれているのだ。SF作家は自らの知能をベースにタイムトラベルでもして書いてあるかのごとく言い当てているのである。
恐らく、AI(人工知能)と義手やロボットアームの開発はマジで甲殻機動隊の世界に追い付きそうなのだ。
そしてこの作品の最も優れている点はそこから哲学的問いにおもいっきりチャレンジするところにある。
人間とは何か?ということである。
考えることができるというだけで動物とわけてしまいがちだが、考えることだけではわけられない世界ならどうだろう?と言うことなのだ。
考えるだけなら人工知能にもできますよと。
なんなら体の一部をロボット化してサイボーグにもなれますよと(脳)を残して。
そんなゴチャゴチャの世界で、じゃあ人間の人間らしさ、人間ってそもそも何か?ってところをまったく逃げずにぶつけてくるのだ。
いやいや、逃げろよそこw
僕のようにめんどくさい人間は見てはいけない作品なのかもしれない。だってそこ大好物だからね。
アニメの中ではAI(人工知能)を持ったロボットが徐々に情報を蓄積していってだんだんと個性を持つようになり自我に目覚めそうになるところまでいくのだ。タチコマというロボット、この時のエピソードは涙腺のゆるんだオッサンなんか一撃で破壊されるパワーがあるw
それでも人間とはきちんと一線を引いて描いているのだ。作中では「ゴースト」と呼ばれている。もし「魂」や「スピリット」と言っていたら見るのを止めたかもしれない。しかし、「ゴースト」と言われたので気にせず最後までいけた。
人間が人間を知ろうとすると必ずパラドックスに陥り気が触れるか、気付いて途中でやめるかのどちらかが普通なんだが、この作者は強いよな。グイグイ奥にすすもうとする。絶望と希望、光と影、to be or not to beの世界だ。
この漫画いやアニメ、火傷します。是非みてほちい。
0 件のコメント:
コメントを投稿