この小説は確か高校か中学の時の教科書に載っていて国語の授業でやってました。
授業はまったく覚えていないのですが、この小説は強烈に覚えています。
話の内容は至ってシンプルなんです。
蠅視点で話がはじまり
いろんな人がいろんな過去を持っていろんな目的を持ち乗り込む相乗りの馬車それが崖から落ちて、最後「蠅」だけが「ぷーん」と音をたてて悠々と空を飛ぶシーンで終わる話しなんす。
この作品のタイトルは絶対に「蠅」じゃないと駄目なんです。「馬車」じゃ駄目。
人の命の儚さや人間なんてという作者の暗い性格が全面に出され、最後生き残るのは人間がいつもハエタタキなる道具で殺している「蠅」
わざわざその馬車に乗り込む人々を詳しく書いている。まるで意味のないものに意味を吹き込むかのように。
いろんな思いを乗せた馬車は無慈悲に崖の下へ。
悠々と空を飛ぶ蠅が堪らない。崖の下に転落していく中、叫び声や悲鳴がおきているであろう様子にアザ笑うわけでも悲しむわけでもない無表情の蠅が世の中を教えてくれる。
無慈悲すぎる最後に「蠅」を添えた。
性格が悪い、けど深さが際立つ。
現代風に捉えたらこの小説のようなことは毎日ありますね。
そうです交通事故です。
今の車は安全性が物凄く高くなったので死亡事故は減ったのですが、それでもなくなる方はいます。
一番酷いケースは祖父が孫を自宅前で引いてしまうような事故。
この家族は次の日からどういう顔をして生活をしていけばいいのだろうか。
私は車が嫌いな訳ではない。
乗ると楽しいし運転の楽しさも 、スピード上げると景色も凄いスピードで動く。
その映像は脳を喜ばせる、みなさんと同じように。
しかし楽しい筈のもしくは通勤通学で必要な車の運転の向こう側には常にこの「蠅」にある崖の下がつきまとう。
だから運転だけは気を抜かないで頂きたい。事故現場には前職の関係でよく駆けつけたし、自分自身も事故を起こした経験もある。
車はお金でなんとかなるが躰はどうにもならないこともある。
最近のニュースでは非常に特殊なケースの人の死を流して、みなそんな特殊なケースになんだかんだ言っている。
一番身近な死は車の側にあることをどうかお忘れなく。
あなたの車に蠅が止まっていたら、思い出して。蠅が見てますよ。
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