やっとの思いでバイトにありつけた。ジャパニーズファーストフードなんて言っても働いてるのはベトナム人、タイ人、北朝鮮人となんともバライティ豊かな人材と聞いたことも見たこともないメニューが自信満々に写真つきで貼られている。
フードコートの一角なのでレジの横にある板を上げて中に入る。はじめは御飯の炊き方、細かい準備など雑用から始まり、次第に慣れてくると鉄板焼での調理とレジもさせてくれるようになった。昼どきは鬼のように忙しくて楽しかった。鉄板焼で手は火傷でボコボコになるのだが、ぜんぜん気にならない。まあ、橋の下で寝るよりは、、と何かあるたびにこのフレーズでだいたいの事を乗り切るようになってしまった。因みにメインは安定のテリヤキビーフである。鉄板焼で焼いた牛肉をプレートの御飯の上にのせるやつ。日本人なら誰も食べたことも見たこともない料理である。
何故か、寿司も扱っていて人気だった。いつも決まった時間に決まったメニューで決まった場所で食べるカナダ人のマダムの注文が笑える。必ずカッパロール(カッパ巻き)にライスにミルクを頼むのだwww
最初オーダーをうけたとき「え?」ってなったが、僕は満面の笑みで「sure」「かしこまりました」といいマダムを観察することにした。いつも嬉しそうに1度カッパロールを眺めてから食べるマダム。まずはカッパロールを一個口に入れると、まさかのライスwww www www www ジーザスクライスト
カッパロールおかずにしちゃうパターンのやつね、うんうんわかる(笑)ってわかるかーーい! どないやねん。しかもこのマダムは毎日このメニュー。まるで不良少年も更正しちゃうメニューを毎日食べるあのマダムは多分神様かなにかだと思う。
そんなこんなでバイト生活も慣れてきたころ、、、な、なんと新しくバイトが入ってくるとの情報が、、、しかも女の子二人!!!
よろめきたつ男子一同、しかも僕はまだ18だった。いや期待するなってのが無理だろ(笑)その二人がお店にくる日、何故か男性人はいつもより険しい顔で硬派をきめこんでいて、なんか滑稽だた。
そして僕は、、、そのうちの一人の女の子に完全に一目惚れしてしまった。完全にね。なんてゆうか簡単に言えば一目惚れ?あれ?さっきも言ったな。一目惚れを簡単にしたら何になるんだ、メボレ?なんかボカロみたいだな(笑)
美人じゃないんだ、美人じゃないが、なんかいいの。わかるかなあ、なんかいいのだ。その女の子二人とも韓国人だった。僕は別に何人だからどうとかケツの穴の小さい男ではない。だいたいそんな情報はその人間はどうかという本質的な部分のずーーーーと後にくるむしろどうでもよい情報なのだ。本来はね。
次の日から僕の通勤風景はまたさらに変わっていった。治安の悪い地域に住んでいながら。汚ないグローサリー(食品などを置いてる小さい店)廃墟っぽいビルやエロ雑貨屋、その前に横たわる潰れたジャンキー。やってるかどうかも怪しい映画館、ストリップ劇場、そんなとこを横ぎってバス停に並ぶ。普通の人なら避けて通るような汚ない通りも僕にはなんだか愛らしく映ってたし、そんな中をスキップしたくなる気分だったのだ。
ある日ベトナム人の先輩にいきなりぶっこまれた
ベト先「おまえあの子のこと好きだろ」
俺し「え?なんでわかったの?」
ベト先「そりゃわかるよお前の態度みてりゃあ」
俺し「でも俺なんかどうせ振られるし、、、」
ベト先「バカ野郎!!なんではじめからそう決めつけるんだ言ってもいないんだろ気持ちを」
俺し「う、うん」
ベト先「俺はそんな奴みとめないぜ、いいから今すぐラブレターでもなんでも書いてデートに誘うんだ」
ベト先のあまりのカッコ良さにベト先に惚れそうになりながら、言われるがまま、ナプキンにラブレターを書いた。ナプキンってあの紙の口を吹いたり手をふいたりするやつだかんね(笑)
「僕はあなたのことが好きです、もし良かったらデートしてくれませんか?」
書いた文を読んでベト先は満足気に深くうなずいて僕の肩をバシバシたたいた。途中から英語じゃない言葉で何を言っているかわからなかったしなんか興奮してた(笑)本人以上に喜んでいるのだ。
ともあれ次回はこの続き。
カッコいい先輩っているじゃないですか、俺は後にも先にもベト先をこえる先輩にあったことがない。漫画からでてきたような強烈なキャラにその男気。カッコよすぎっす。しかも彼は給料のほとんどを母国に送金していたんだ、ほんとだお。草食系から断食系とかほんと情けないよな、何がマイルドヤンキーだ笑わせるな、俺はベト先1択!
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