2016年9月19日月曜日

キッズリターンをまた観た。

ええ、何度も言っているかもしれませんが僕は映画大好きなんです。

中でも好きな監督が3人います、タランティーノとダニーボイルとビートたけし。

僕はこの3人が対談するとなれば、そのDVDに10万は出してもいいと思っているぐらいこの3人は特別に別格に好きなのであります。

You tube の動画をいつも見ているのですがタマタマ、ダニーボイル監督のトレインスポッティングの名場面がアップされていてツイツイみちゃいましたね、ただ私、トレインスポッティング好きすぎて5回以上見ていたので、それほど新しい発見はなかったんですが、まさかのまさかで北野監督のキッズリターンがフルでアップされていたのでガン見しました。

ダニーボイルのトレインスポッティングと北野監督のキッズリターンには多くの共通点があります。

青春映画であること、リアルな若者を映していること、現実の厳しさを教えてくれるところ、ドライなこと。

まだダニーボイルのほうがポップに仕上げていた分、世界的ヒット作となりましたが、改めてキッズリターンを観た時に正直、上だと思いました。何が上かって?それは北野監督がポップに逃げなかったところです。強烈にドライに強烈にリアルに最後まで若者に救いを与えなかったところにあります。

興行成績では圧倒的に負けているのですが中身では勝っていたと思いますね。

だからダニーボイルに聞いてみたい世界の北野が作った青春映画を観て何を感じたかを。

もし、まちがってまだ観てないのなら今すぐ観ろバカ野郎と言いたい。

久しぶりに観てちょっと驚いたのが意外に漫才のシーンが多かったこと。

1回しか観ていなかった時の印象は、やはりボクシングのシーンが強烈で、漫才のシーンが記憶に残っていなかったんですね。

見返して思いました、北野監督はリズムを非常に大事にしているところ。

冒頭のシーンでいきなり舞台袖から漫才をみるんです。

しょーもない面白くもなんともないネタなんですが、会話のリズムがヤバイんです。

まるでBGMのような漫才なんですね、北野映画では台詞がなく音楽だけでみせるシーンが多くあるのですが、なんとこの作品では漫才の台詞やボクシングジムでのパンチの音をBGMにしちゃっていた。

改めて痺れてしまいました。

うわあ、この人やっぱり半端ないと。

僕は若いときから北野作品をほとんど観ては好評価していたのですが、世間の反応は観客動員数と比例して低めだったことに腹立たしい思いがずっとありました。

結局、HANA-BIでベネチア金獅子賞をとり、フランスで人気になり、元フランス座の芸人が本物のフランスから勲章を貰うまでになってからようやく評価が海外から逆輸入される形で日本でも評価されはじめた。

こういうところ、、、日本ってダサいよね。本当に思うわ。

要するに凄すぎる芸術性だけを追求した映画を評価する土台が日本にはなかったという事です。

ようは売れればいい作品しか評価できなかった。

以前書いた「実力派アーティストという言葉」というタイトルでも書いた事に共通する部分があるのですが、あまりにも受けのいい安いものに食いつきすぎなんすよね日本て。

ただひとつ救いがあった、それはあの超有名な映画評論家、淀川長治さん。

「さよなら、さよなら、さよなら」でお馴染みのあの人であります。

淀川長治さんは北野作品を強烈に推してました。

淀川さん「いやあ良かったですねーあの自転車のシーン、自転車のシーンが最高に良かった」と、キッズリターンを誉めちぎっています。

北野監督は観客動員数が稼げないなか映画監督を続けるのは正直しんどいと感じていた時に淀川長治さんから支持されたことで救われたと言ってます。一人の映画評論家が一人の映画監督を救ったとまで。

キッズリターンでは若者からみた現実を強烈に映しています。僕はそこが好きすぎてたまんないのです。

今の親は子供に現実をあまり教えていない。

ただの馬鹿親で、しまいには高畑さんみたいな、あっこの話しは辞めておきますwww

キッズリターン観てくださいよ!親が教えない現実がしっかり映してあります、現実を教えてくれるのです。

こんなデカイ親心ありますか?普通。

見ず知らずの人にわざわざ教えてくれるんすよ現実の厳しさを。

学校なんかじゃ何にも教えてくれないですよ、せめて親は子供に現実は厳しいということを一番最初に教えてあげるべきです嫌われてもね。

それが本当の愛情でしょうよ。

だから北野作品から僕は愛情を感じるんです、それも強烈なね。暴力的なシーンでもできるだけ痛く見えるように撮ってるんです。

痛くない暴力シーンほど悪いものはないと北野監督が言う通りなんす。

馬鹿な記者がこんな質問をしています。

記者「映画では暴力的なシーンが多くみえますが子供への影響などをどうお考えですか?」

たけし「じゃあ聞くけどよ?世の中お涙頂戴の映画が溢れているのになんで世の中ちっともよくならねえんだよ?」

記者「…」

このやりとりで答えは出てるでしょw

記者が馬鹿なのはこの際どうでもいいんですが、どっちが愛ありますか?

映画を売るって考えればもっとポップに仕上がっていた筈です、そこをあえてのドライドライいやスーパードライ仕上げなんですよ凄い金使って。

やっぱり最高の青春映画ですわ。

観てない人は必ず観てくださいまし、北野監督の「キッズリターン」を。

2016年9月14日水曜日

おじいちゃんの台詞

僕の実家はもうない。あると言えばあるのだが、それは姉の旦那さんが建てた立派な家だ。むかしむかしその立派な家が建っていた土地に僕の実家は確かにあった。

母方のお父さんつまり僕のおじいちゃんと両親と兄弟4人で暮らしていた日々。

僕の親父はつまり奥さんのお父さんと同居していたことになる。

世の中のお父さんに問いたい!自分の奥さんのお父さんと一緒に暮らしたいですか?

答えは多分NO だろう。しかしどういういきさつかは詳しく知らないが、そうなったていたのである。

僕なら無駄な気を使いすぎて毎日疲れてしまうかもしれない。慣れてきてその内気にしなくなるかもしれない、でも最低限の気は無意識に使うだろう。

しかしうちの親父は割りと自由に生活していたかもしれない、本当のところは知るよしもないが、幼かった僕からはそう見えたのだ。

僕も大人になると酒を飲むようになった。父は一緒に飲みたかったのだろうか?よく家で一緒に飲んだ。

親父は酔うといつも同じ話を繰り返した。僕は繰り返し話す話を聞くのはそれほど嫌じゃなかった。

その話の中に親父が朝帰りをした時の話がある。

僕はこの話を聞くのが好きだった。

親父がさんざん飲み歩いて朝帰りをした時、バッタリおじいちゃんと玄関で鉢合わせしたというのだ。

その時おじいちゃんが言った台詞がこれだ。

おじいちゃん「朝までお勤めご苦労さん」

親父は腰が抜けるような思いになったという。

どうだろうか?普通に考えて自分の娘の旦那が朝帰りをしてきてバッタリ朝、玄関で鉢合わせしたら?

あなたならなんて台詞を言うだろうか?

おじいちゃんは「朝までお勤めご苦労さん」と言ってのけたのだ。

親父は酔うとこの話を何度もしていた。

僕も何度も聞いた。

おじいちゃんもボケてはないし頭の良い人だったので親父が飲み歩いて朝帰りをしてきたのは百も承知の筈だ。

親父はこの時の感想をこう言っていた。

「おまえな、怒鳴られるよりよっぽど効いたど、朝までお勤めご苦労さんだぞ!いやーあれには参った」と

あれほどのお灸はないのだと親父はおじいちゃんを誉めちぎっていた。

僕もそう思う。

僕はこの話を聞くのが好きだった。

2016年9月12日月曜日

高畑さんの件

だいぶん久しぶりになります。前回からみるといろんな事がありすぎて今年ももうあと3ヶ月しかありません。リオオリンピックも感動しましたね。ところで今年ってなんなんでしょうね、特に芸能界関係のスキャンダルが後をたちません。

いろいろな背景があるもの思いますが、まんまいろいろな角度から今回の事件を通して見ていきたいと考えます。

本題の高畑裕太さんの事件をまとめますと仕事中滞在していたホテルでその従業員に強姦をしたとして「強姦致傷」の容疑で逮捕、母親の会見、24時間テレビ大慌てでドラマ取り直し、ネット炎上、連日ワイドショー、スポーツ新聞等で過熱報道、最終的に示談からの不起訴、釈放という流れでございます。

多分今年最大の芸能ニュースであることは間違いないでしょうな。

結局、弁護士の異例の発表とともに不起訴、釈放なので刑務所に入ることはありません。

普通に考えればあの弁護士の発表の内容は高畑側の弁護士なので当たり前の擁護内容になっているが被害者側からすれば考えられない内容だ、ともすれば示談をひっくり返される可能性もあるような内容、よって発表する内容を含めた示談であったことは容易に想像できるのである。

ただ、強姦致傷という犯罪は申告罪ではないので検察側だけで起訴できる重大犯罪だ。しかし起訴から裁判にあたり被害者の協力が得られない中での立件が難しいと検察が判断したのだろう。

この「レイプ」「強姦」という性犯罪は昔から多くの映画でテーマとして扱われてきました。ようするにいかに立証するのが難しい犯罪かということです。

1988年「告発の行方」主演ジョディフォスター、この映画でジョディフォスターはアカデミー主演女優賞をとっているのですが、観て頂ければ納得の受賞だとわかる。この映画はまさに「レイプ」にスポットをあてた問題作で裁判の難しさ、被害女性の苦悩をこと細かに映し出しているのだ。裁判にもっていく前から犯人達の嫌がらせ、担当刑事(男)の何気ない質問に傷つく主人公、物凄い勇気を持って挑まないと裁判にすら持っていけないのだ。何故だ、彼女は被害者なのに何故そのようなパワー、エネルギーが必要なのか、背景にある男女の社会的考え方の違い、現代法の矛盾などを痛烈に炙り出しているこの作品は是非一度観て頂きたい。

性犯罪という問題の難しさ複雑さの原因は根本的に解決することができないという点にある。

アメリカでは銃の所持を認めているだけに銃の事故や事件は日本より圧倒的に多いが、日本では銃そのものを規制しているので件数はぐっと減るのだ。

しかし性欲を無くすことはできないのである。しかもこの性欲がなければ我々人類は産まれてこないという矛盾に直面する。根本的に解決することは不可能で徹底的に欲を抑える訓練、社会で生きるための訓練が小さい頃から行われる。

人は人として産まれてくるのではなく人によって人になるそうです。

いかに教育やしつけが大事かわかります。

宗教は昔から戒律がありモーセの十戒なんて聞いたことありませんか?まあググッてもらえればすぐ出てきます。その7番目に姦淫はしてはならないとあります。

仏教ではブッタが色々な例文や例え話をもちいて人生には取り返しのつくことと取り返しのつかない事があると言っています。そしてその取り返しのつかないことというのは割りと多いと言うのです。

ただでさえ人が生きていくのは苦しいと解いている。歳をとるのは苦しい、病気になるのは苦しい、死ぬのは苦しい、生きるのも苦しいと。そんな中にさらに取り返しのつかない落とし穴もいっぱいあるよと、こうおっしゃる。

どうでしょう今回の事件。結果としては不起訴、釈放という形ですが、僕はまさに取り返しのつかない落とし穴にすっぽり収まった気がしてなりません。

乙武さんも本当なら立候補して今頃国会議員になっている筈でしたが立候補すら取り止めましたね。別に犯罪をしたわけではないですが仕方ありませんな。

あんな大昔からモーセの十戒にあるようにしてはいけないことはしてはいけないといういい例になったのではないですかね、たまに不倫を擁護する変な人達もいますが、大昔から現代社会まで通じる戒律にどうやって太刀打ちするつもりなんでしょうか?馬鹿なんでしょうか?

まして性犯罪になればそんなもん許されるわけはありません。同意があった?
同意があっての行為って恋人か奥さん意外であるとしたらそういうお店だけじゃないですか?

いやそんなことない両者の同意があってそういう行為になることはあるとおっしゃる人はいるでしょう、しかも別に恋人がいても、奥さんがいてもそういう行為になることはあると。でもねそういうことがあると調子に乗っていろんなとこでやってればいつか美人局か強姦だと言われて逮捕されるかしますよ?その可能性は前者と後者ならどっちが高いと思いますか?つか1回でも逮捕なんてなれば取り返しつかないんですよ、それもしょーもない自分の性欲の為に。

エロ動画みて、てめえで抜いてろっつうの。

まあ、してはならないことはしてはならないのだと親は嫌われても子供にしつけしとかないといけないし、してはならないことはしてはならないのだとどんな状況でも肝に命じて自分を律して行かなければ人間が人間として最後まで全うできなくなりますよ、あんなのただの動物ですよ、それもかなりタチの悪い悪知恵が入ったただの動物ですよ。