とんでもない試合を見てしまった。
ドジャースとブリュワーズのチャンピオンシップ第四戦である。
結果は5-1でドジャースが勝ち2年連続のワールドシリーズ出場を決めた。数字だけみればさほど驚きはしないが、これまで動画やブログは無限に生成されている。
理由はその試合内容である。大谷翔平という男は、言葉を当てはめる事ができないスケールの男だ。しいて無理矢理にはめるとしたらそれこそ大谷翔平という名前だけになる。
ピッチャーとして投げて10奪三振に無失点。3ホームラン。
完全に狂っている。ここまで他のメディアで腐るほど言われているので中身をもっと掘ってみたい。
大谷の派手な数字ばかりに目がいくが、実はブリュワーズの監督はじめピッチャーはキンタナ以外完璧な投球をしていた。実際ドジャースの得点は大谷以外初回の2点だけである。これに大谷の3点を合わせて5点。なぜか15点ぐらい入ったのかの錯覚をしてしまうが、数字は嘘をつかないたったの5点である。
昨年のワールドシリーズでヤンキースがドジャースあいてに5-0から逆転された、あのたった5点なのである。
つまりブリュワーズピッチャーはみな素晴らしいピッチングをしドジャース打線を完全に抑えていたのだ。ひとりの神を除いて。
ホームランにした球はいずれもそこまでの失投とは言えない。むしろ厳しい球だった。初回のキンタナでさえ2-3からあのバックドアスラーブは、少しでも体が先に開いたら空振りしていただろう。体が開かないポイントのギリギリまで貯めて完璧にとらえた。正直ここで試合は決まっていた。しかし相手マーフィー監督も流石である、試合を壊す事なくピッチャーの継投をしていた。
大谷が先発投手だったので集中モードを切らさないでいい効果を産んだ。初回と2本目のホームランのあとの大谷は何故か怒ったような顔していて、ベンチで仲間とハイタッチはするもののどこか近寄り難い雰囲気を出していた。私は3本目あるかもと思った。みな2本目の場外弾を騒ぐが、むしろ打った後のあの怖い顔が印象に残った。
やはり打った。マウンドを降りていたからか3本目にしてようやく笑顔がみえた。ドジャースファンは発狂したに違いない。
もし先発陣が同じ集中で同じようなパフォーマンスをワールドシリーズで継続できたらまた4連勝のスウィープがみれるかもしれない。そうなるとまた4戦目の先発が大谷になり、また同じ事がおきるかもしれない。こんなくだらない予想も彼には無意味だろう。